コンセプト・トピックの構造

コンセプト・トピック(concept要素)は、タイトル(title要素)、ショート・デスクリプション(shortdesc要素)、プロローグ(prolog要素)、本文(conbody要素)、および関連リンク(related-links要素)から構成されます。これらのトピックを構成する要素のうち、必須なのはタイトルだけです。

コンセプト・トピックの本文はconbody要素を使って書きます。コンセプト・トピックの本文には、トピックを区切るためのセクション(section要素)および例(example要素)の他に、段落、箇条書き、図表などの要素を挿入できます。

制約事項: セクション(section要素)あるいは例(example要素)を挿入した場合、その後ろに配置できる要素がsection要素とexample要素だけに制限されます。

コンセプト・トピックの構造を下図に示します。



コンセプト・トピックの構造

コンセプト・トピックの記述例

コンセプト・トピックの簡単な記述例を下記に示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE concept PUBLIC "-//OASIS//DTD DITA Concept//EN"
"http://docs.oasis-open.org/dita/v1.1/OS/dtd/concept.dtd">
<concept id="whatis_specialization" xml:lang="ja-jp">
  <title>特殊化とは</title>
  <shortdesc>特殊化とは、DITAが標準で提供しているタグセットを拡張して、新しい種類の情報を書くためのタグを追加することです。</shortdesc>
  <prolog>
    <metadata>
      <keywords>
        <indexterm>特殊化<index-sort-as>とくしゅか</index-sort-as></indexterm>
      </keywords>
    </metadata>
  </prolog>
  <conbody>
    <p>特殊化には2つのレベルがあります。1つはトピック・レベルの特殊化で、新しい種類のトピックまたはマップを定義します。このトピック・レベルの特殊化のことを「構造タイプの特殊化」と呼びます。もう1つは要素レベルの特殊化で、新しい領域の情報を書くための要素群を定義します。この要素レベルの特殊化のことを、「ドメインの特殊化」と呼びます。</p>
    <p>特殊化はオブジェクト指向の継承に似ており、既存の要素を元にして新しい要素を作ります。特殊化によって新たに定義された要素は、既存の要素の属性やコンテンツ・モデルを継承します。要素の継承情報は、各要素のclass属性によって表されます。class属性の値はDITAのDTDの中で定義されており、通常、DITA文書を書く人はclass属性を意識する必要がありません。なお、各要素のクラス属性の値は、DITA言語仕様書(DITA Language Specification)の、継承(Inheritance)のセクションに記述されています。</p>
    <p>特殊化の利点は、構造タイプやドメインの定義を新たに追加しても、DITA文書を処理するパブリッシング・プログラムなどのソフトウェアをそのまま使える点です。class属性に基づいてコンテンツを処理するように書かれたソフトウェアは、特殊化によって新しい要素が定義されても、継承元のclass属性の情報に従って正しく動作します。</p>
  </conbody>
</concept>