DITAについて知っておくべきこと

DITAはトピック指向のXML文書規格です。

DITAは、新たな文書構造の作成や既存の文書構造の修正に伴うコストを最小化するために、継承の概念を持った特殊化と呼ばれる仕組みを提供します。また、読者の理解を早め、誤解やエラーを少なくし、必要な情報を素早く見つけられるようにするために、トピック・タイプと呼ばれる文書を書くための型を提供します。トピック・タイプは、情報を効果的に伝えるための、テクニカル・ライティングのベスト・プラクティスに基づいて設計されています。

DITAはIBM、Lotus、およびTivoliによって2000年に開発され、その後、業界の標準団体構造化情報標準促進協会(OASIS)に寄贈されました。本書の執筆時点(2009年8月)では、DITA Version1.1が規格として承認されており、2009年度中にVersion1.2が承認される見込みです。

DITAは、当初、ソフトウェアのオンライン・ヘルプの品質を改善することを目的に開発されました。従来の紙を中心にした文書作成の種々の問題を背景に、現在では、オンライン・ヘルプ以外の技術文書や業務文書の作成にも、DITAの適用範囲が広まっています。

DITAのねらいの一つは、文書コンテンツの再利用を促進することです。DITAには、文書コンテンツの再利用性を高めるための、種々の仕組みが取り入れられています。