DITAマップの特徴とメリットは

DITAマップは、ブック指向のマニュアルの目次と異なり、単に情報の並びと階層を定義するだけではありません。ユーザーが必要な情報を発見するのを容易にするため、非直線的なトピック間の関連を表すことができます。

情報を整理する方法論としてのDITAマップ

分かりやすいマニュアルを作るには、必要な情報を明らかにし、それぞれの情報をそれに適した所に置き、それぞれの情報に、その情報の性質に応じた役目を与えることが大切です。DITAが現れるまでは、このような情報の整理を行うための標準的な方法論が存在しませんでした。

DITAは、トピック・タイプごとに情報の目的や性質を明確に定めています。情報の配置は、DITAマップの規格に則って設計します。これらの背景から、情報の種別(トピック・タイプ)が認識できる、ビジュアルなマップ設計ツールを容易に入手できます。マニュアル制作者は、分かりやすいマニュアルを作るために、ビジュアルなマップ設計ツールを使い、標準化された手法を使って情報を整理することができます。

DITAマップによる情報の発見性の改善

DITAマップは、トピック・マップの考え方を取り入れて設計されています。情報の発見性を高めるために、トピック・マップに倣った以下の特徴を持っています。

マニュアル制作計画を立てるためのDITAマップ

1冊のマニュアルを複数の担当者で同時並行に執筆する場合、DITAマップが重要な役割を果たします。

各々のトピックは独立していますが、情報の全体像や、全体の中での各トピックの位置付けがはっきりしないと、各トピックに何を書くべきで、何を書いてはいけないのか判断ができません。このため、1冊のマニュアルを複数の担当者で同時並行に執筆する場合は、トピックの執筆を始める前にDITAマップを設計します。情報を整理しながらDITAマップを設計し、各トピックのタイトルと主文(ショート・デスクリプション)を書きます。こうしてできたDITAマップを、執筆担当者全員でレビューしてから、トピックの執筆を始めることにより、情報の漏れや無駄のない高品質なマニュアルを制作できます。