トピック指向の特徴とメリット

トピック指向で書かれた文書は、首尾一貫した構造とレイアウトを有しており、従来のブック指向で書かれた文書よりも、読みやすさや情報の見つけやすさの面で優れています。

トピック指向の主な特徴

  1. 各トピックは、そのトピックの目的を表すタイトルを持ち、タスクを開始してから完了する、概念を理解する、あるいは、所望の参照情報を得るための、必要十分な情報を含んでいる。
  2. 各トピックは完結しており、コンテクストから切り離されても、そのトピックのコンテンツが意味を成す。
  3. 各トピックは、情報の分類に応じて定められた、首尾一貫した構造とレイアウトを有する。
  4. 1つのトピックは、1つの主題を扱う。
  5. あるトピックに関連する情報は、ハイパーリンクで表される。

読者にとってのトピック指向のメリット

  1. 各トピックの目的が明確になるため、不要な説明が除外され、情報の理解が促進される。
  2. 情報の取捨選択が容易になる。
  3. 情報の分野に応じた、情報理解のパターンを構築しやすい。
  4. 各トピックが独立していて、トピック間の関係が明確なので、検索や索引からジャンプしても迷子にならない。

制作者にとってのトピック指向のメリット

  1. 各トピックの目的が明確になるため、他のトピックの内容を気にせずに、そのトピックの内容だけに集中して執筆できる。
  2. 各トピックが独立しているため、複数の担当者が同時並行に執筆しやすい。
  3. 執筆が完了したトピックから逐次翻訳できるので、ローカライズの工期を短縮できる。
  4. 情報が、比較的小さな粒度の独立したモジュールに分割されるため、情報を再利用しやすい。
  5. 情報の分野に応じた、トピックの組み合わせの標準化(コンテンツ・モデルの構築)を進めやすい。