特殊化とは

特殊化とは、既存のタグ・セットをベースに、情報をより厳格に書くための新しいタグ・セットを定義することです。

特殊化には2つのレベルがあります。1つはトピック・レベルの特殊化で、新しい種類のトピックまたはマップを定義します。このトピック・レベルの特殊化のことを「構造の特殊化」と呼びます。もう1つは要素レベルの特殊化で、新しい領域の情報を書くための要素群を定義します。この要素レベルの特殊化のことを、「ドメインの特殊化」と呼びます。

特殊化はオブジェクト指向の継承に似ています。特殊化によって新たに定義された要素は、既存の要素の属性やコンテンツ・モデルを継承します。要素の継承情報は、各要素のclass属性によって表されます。class属性の値はDITAのDTDの中で定義されており、通常、DITA文書を書く人がclass属性を意識する必要はありません。なお、各要素のclass属性の値は、DITA言語仕様書(DITA Language Specification)の、継承(Inheritance)のセクションに記述されています。

特殊化の利点は、構造タイプやドメインの定義を新たに追加しても、DITA文書を処理するパブリッシング・プログラムなどのソフトウェアをそのまま使える点です。class属性に基づいてコンテンツを処理するように書かれたソフトウェアは、特殊化によって新しい要素が追加されても、継承元のclass属性の情報に従って正しく動作します。