図を挿入する <fig>, <image>

DITAでは、図を書くためにimage要素を使います。図にタイトルを付ける場合は、fig要素の配下にtitle要素とimage要素を配置します。

image要素は、グラフィック・ファイルを指すポインタとして機能します。image要素のhref属性にグラフィック・ファイルのパスを指定することにより、image要素の位置に図が表示されます。グラフィック・ファイルのパスは、編集中のトピック・ファイルからの相対パスで指定します。フォルダ名やファイル名を区切るデリミタは、スラッシュ(/)です。DITAの仕様では、グラフィック・ファイルの形式に制限はありませんが、DITA Open Toolkit Ver1.4.3が標準でサポートしているのはJPEGとGIFです。出版物がXHTMLやHTML Helpの場合は、アニメーションGIFを表示することも可能です。ただし、同一のコンテンツからPDFも生成する場合は、条件処理を使って、アニメーションGIFファイルと制止画GIFファイルを差し替える必要があります。

ヒント: HTMLのクリッカブル・マップと同様の機能を、DITAの図でも実現できます。DITAでクリッカブル・マップを作るには、imagemap要素を使います。

図の配置(image@placement)

文書に図を挿入するときは、インライン要素として挿入するのか、ブロックレベル要素として挿入するのかを指定しなければいけません。インライン要素として挿入するには、image要素のplacement属性にinlineを指定します。ブロックレベル要素として挿入するには、placement属性にbreakを指定します。placement属性の指定を省略したときは、インライン要素になります。

図のタイトル(fig/title)

図にタイトルを付ける場合は、fig要素を挿入し、その配下にtitle要素とimage要素を配置します。なお、タスク・トピックに図を挿入するときは、cmd要素の配下にfig要素が挿入できない点に注意してください。info要素やstepresult要素の配下には、fig要素を挿入できます。図にキャプションを付ける場合は、title要素の次にdesc要素を挿入して、図の説明を記述します。

ヒント: DITA Open Toolkit Ver1.4.3のデフォルトの設定では、HTML系の出版物を生成するとき、図のタイトルとキャプションの間に改行が入りません。カスケーディング・スタイル・シート(CSS)をカスタマイズして、キャプションのレイアウトを調整する必要があります。

代替テキスト(alt要素)

出版物としてオンライン・ドキュメントを提供する場合は、ドキュメントのアクセシビリティを確保するために、image要素の配下にalt要素を挿入すべきです。alt要素には、図の内容を説明した文章を書きます。図の内容の説明が長くなる場合は、他のトピック・ファイルに説明を記述し、image要素のlongdescref属性を使ってそのトピック・ファイルを参照します。

図のリサイズ(image@size)

出版物を生成するときに図をリサイズするには、image要素のsize属性にパーセンテージでリサイズ係数を指定します。size属性に100を指定すると、元の図がそのままの縮尺で出力されます。